ペット(犬の種類)
ウェルッシュ・コーギー・ペンブローク(Welsh Corgi Pembroke)
(写真:ウィキペディアフリー百科事典より)
飼いやすさ抜群の犬
原産国/イギリス
体 高/オス、メスとも25cm〜30cm
体 重/オス、メスともに10kg前後
被 毛/中程度の長さ。上毛は粗くて長め、下毛は短く密生する。
毛 色/レッド、セーブル、フォーン、ブラック・アンド・タン等
ペンブローグは歴史の古い犬で、約900年前の1107年までさかのぼることができます。直系の祖先は、イギリスのペンブロークシャー地方に移住してきた織工が連れてきたスピッツ・タイプの犬とも、バイキングが連れていたスウェーデンの犬がこの地に残ったものとも言われています。古くはヘンリー2世(1133〜1189年)に愛され、現在でもイギリス大室の犬といえばこの犬種とおまわれている程です。ペンブローグは主に農場などで番犬や作業、牛追いなどに使われてきました。
ペンブローグは尾がないのが特徴で、生後間もなく断尾します。耳先はわずかに丸みをおびていて、耳と耳との間がフラットなのも特徴です。被毛は中程度の長さの硬い毛が密生していて、毛色はレッド、セーブル、フォーン、ブラック・アンド・タンなどで、四肢、胸、首に白班があります。頭部と顔にブレーズ(顔の中心で模様が分かれていること)があってもさしつかえありません。
小さい体でも運動が大好きで、力も強いウェルッシュ・コーギーは家族にもよくなつき、手入れも楽で非常に飼いやすい犬種です。もともと牧羊として、犬牛の足元を走り回りながら牛の群れを誘導していた犬種なので、相当の運動量を必要とします。一方、牛をまとめ上げるという仕事には、かなりの状況判断ができる能力が必要となりますから、相当賢い犬種ともいえます。素人でもきちんと訓練すれば、それなりの成果が期待できるのもコーギーのすごいところです。日ごろはおっとりしているコーギーですが、いざ命令をもらったり、興味のあることができたら、とたんにほれぼれするような俊敏な動きをしてくれます。好奇心が旺盛な割にはいたずらもしないし、子供たちにもやさしく接してくれる最高の室内犬のひとつと言えるでしょう。